投資と預金のバランスは? → 減っても許せる額を考えましょう
sakeo: kumakoさん!なんか3000万円あげるってアラブの石油王からメール来た!やったね!FIRE近づいてきた!
kumako: ・・・交友関係広いね。
sakeo: この3000万円を投資で爆増やしたいんだけど、どうしたらいい?
kumako: 仮想通貨全力でいいんじゃないの?
sakeo: いやー、ほらkumakoさんがいつもリスク分散言うじゃない?一応、それに従ってちょっとは銀行かなーって思って。
kumaoko: え、すごい。ちゃんと考えてるね。
sakeo: えへ。でもね、3000万のうちどれぐらいが投資でどれぐらいが銀行がいいのかわからないんだよね。その辺ちょっと教えてよ。
kumako: 石油王紹介してくれるならいいよ。
sakeo: オッケー!すぐ返信する!!
kumako: よしよし、返信の前にリスク分散考えような。
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kumako:
退職金、遺産、石油王、いろいろな理由がある程度まとまった資金が入ったときに、それを投資するかしないかで迷う方は多いようです。今回のように3000万円入った場合を例に考えてみましょう。
一つの考え方として「笑って許せる額にしておく」というものがあります。仮に3000万円を株式投資(日本株インデックス)と銀行預金に振り分けることを考えましょう。それぞれの期待リターンとリスクは以下とします。
株式投資:期待リターン5%、リスク20%、最高+30%、最悪-20%、平均的には+5%。
銀行預金:期待リターン0.05%、リスク0%、ちょろっとだけ増える。
ケース1)3000万円を株式投資、銀行預金なし
この場合、最悪で3000万円は2400万円まで減ります。3000万x-20%ですね
ケース2)2000万円を株式投資、1000万円を銀行預金
この場合、最悪で3000万円は2600万円でまで減ります。2000万x-20%ですね。
ケース3)1000万円を株式投資、2000万円を銀行預金
この場合、最悪で3000万円は2800万円でまで減ります。1000万x-20%ですね。
ケース4)株式投資なし、3000万円を銀行預金
この場合、3000万円のままです。
株式投資の額を増やせば増やすだけ悪かったときの減りが大きいわけですね。
多くの方は200万ならいいけど、400万はどうかな?600万はイヤかな・・・という感じではないでしょうか。これをリスク許容度、と言います。もちろん既に投資している他の資産がある場合は、それらも合計して考える必要があります。
投資は長期間継続することが大事です。減ったときにもあまり気にせずにいられる額にとどめておきましょう。
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kumako: それで、友達の石油王はなんだって?
sakeo: うーん、なんかお金を渡すために登録してポイントを買ってくれだって。石油王なのになんでポイントが必要なんだろう。会社ごと買うのかな?
kumako: そうだね、詐欺だからじゃないかな。
sakeo: え、詐欺なのこれ。
kumako: 有名なやつ。
sakeo: え・・・
kumako: また身を切って皆さんに警告できたということで。
sakeo: 切り身エンドかぁ
複利の計算
複利、ややこしいですよね。
1)計算結果だけほしい
積立かんたんシミュレーション | 投信積立 | 投資信託 | 楽天証券
2)自分で理解したい
例えば、1年間で120万円を3年間積み立てし、年利回りが7%の場合の計算
1年目:120x1.07=128.4
2年目:128.4+120=248.4、248.4x1.07=265.788
3年目:265.788+120=385.788、385.788x1.07=412.79316
となります。
Excelなら
=120*1.07^3+120*1.07^2+120*1.07
=412.79316
です。
(1.07^3は1.07x1.07x1.07です、累乗です)